ダイジョウブ??・・MITSUBISHIは

2月16日のテレ東<WBS>は三菱重工が永年開発を進めたジェット旅客機の開発を中止、事業から撤退することにより、多くの中小企業が将来の売り上げを失い、苦境に陥ってると報じていた。航空機の部品製造ゆえ最高度の技術が必要で、設備投資に億単位の…

佐藤 優「危ない読書」 ~教養の幅を広げる<悪書>のすすめ~

久しぶりに佐藤センセの本を読みました。手にした人の気をひく書名でありますが、著者、出版社の企画ネタ切れ感がしないでもない。 紹介された本はヒトラーの「わが闘争」文部省教学局の「国体の本義」クラウゼヴィッツ「戦争論」 倉橋由美子「パルタイ」 D…

小沢康甫「暮らしのなかの左右学」

自然界にも人間社会にも<左右問題>がたくさんあって、しかし、たいていは深刻に考えずに受容している。殆どの左右問題は暮らしに溶け込んでいる。 それでも、なんでやねん、と気になる左右問題がある。陸上のトラック競技はなんで左回りに走るのか、不審に…

そうだったのか<ビズリーチ>という会社

3年ぶりくらいにテレ東「カンブリア宮殿」を見た。TV・CMによく出てくる<ビズリーチ>ってどんな会社なのかに興味があったから。かくいう dameo にはなんの関係もない話ですけどね。 2009年創業というから後発の人材斡旋会社なのですが、当社のウリ…

小林よしのり(編)「日本を貶めた10人の売国政治家」

えげつない題名の本書が発行されたのが2009年、もう14年も昔のことでした。ということは、現在、40歳の人なら当時は26歳、10名の政治家のことはほとんど知らないでせう。今でも活動してるのは竹中平蔵だけです。逆にトップスリーは現在も存命で、<売…

小川洋子/河合隼雄 「生きるとは、自分の物語をつくること」

大ヒット作品「博士の愛した数式」が縁になって二人は10年くらいの間に数回、対談する機会があり、それをまとめたのが本書。臨床心理学者、河合センセは若い頃、高校の数学教師だった・・とは知りませんでした。 対して、小川センセは数学はシロウト。だか…

<酢タマネギ食>5年の効用

まもなく花粉症シーズンがはじまります。一年前にも紹介した記事ですが、クスリに頼らず「酢たまねぎ」であらかた克服した経験から,再度、紹介します。風邪もひかなくなりました。酸っぱいものが苦手な人でなければ試してみて下さい。 ■花粉症が大巾に改善・…

岡嶋裕史「メタバースとはなにか?」

まちライブラリー(民間の図書館)の書棚の前でこの本をチラ見していると知り合いのスタッフが「ひゃあ~~、こんな本、読みはるんですか」と驚愕の一声。で、なんか引っ込みがつかなくなって借りてしまいました。 帰宅して、あらためてページを開くと、彼女…

<続> スマホの若年ユーザーに認知症発症

新聞記事にはこんな専門家の見解も紹介してあります。(以下引用)「脳トレ」で知られる川島隆太氏によると、仙台市の5~18歳の児童生徒224人を対象に3年間、脳の発達の様子をMRIで観察した。スマホなどでインターネットを長時間使う子供たちの脳は神…

スマホの若年ユーザーに認知症発症

21日の新聞記事が報ずるに、30~50歳のスマホユーザーに「物忘れ」症状の人が増え、クリニックに通う人が多くなった。スマホのだらだら利用が常態化し、常にスマホが手元にないと落ち着かない人は要注意であります。脳は一日中大量の情報の処理、記憶…

西岡文彦「ピカソは本当に偉いのか?」

いつかはこんな本が出るだろうと思っていたけど、10年前にこの本が出ていました。20世紀最高のアーティストにイチャモンつけるなんて勇気要りますよ、ホント。しかも著者は自ら版画家であり、多摩美大の教授です。タイトルをどうするか、あれこれ迷った…

タイパ昼めしに<冷凍オムライス>

オムライスの冷凍商品があること知りませんでした。先日、業務スーパーで見つけ、早速チンして食べると・・自分の舌では合格です。麺類や炒飯にこれが加わって、手抜き昼メシのメニューが増えました。値段は175円(税別)と炒飯より高い。500wのレンジな…

<続>紀藤正樹ほか共著「これから起こるマイナンバー犯罪」 <続>黑田充著「あれからどうなった?マイナンバーカード」                                                    

マイナカードは便利だから世界中で普及しているのか、といえば必ずしもそうではないらしい。内容もバラバラでどの国のシステムがベストというのもないみたいです。充実度=便利さ?で最も進んでるのは韓国みたい。登録内容の濃さ、便利さ?では日本よりはる…

紀藤正樹ほか共著「これから起こるマイナンバー犯罪」 

<源泉徴収>システムに慣れすぎた国民 この2冊の本を先に読んでいたらマイナカードの申請はしていなかったかもしれない、というのが正直な気持ちです。2冊とも制度を批判した本だから当然ですが、十分に勉強してから申請した人は少数ではないかと思います…

マイナカードの解説書を読んでます

1月07日の新聞記事。カードの申請は急激に伸びている マイナカードは2年位前に取得しました。健康保険証の代わりに使えるからというのが取得理由。しかし、その時点で使える病院や医院はなくて、未だに一度も使ったことがない。使用するには病院、医院で…

アラン「幸福論」を読む  

ハードカバーの立派な作りに上品な表紙、帯には「この世でもっとも美しい本のひとつである」という惹句。ならば、さぞや有り難い名言、至言の数々が書かれているはず、と期待して開くと・・。ま、ハズレでありました。 まえがきの「ヒルティ、ラッセル、と並…

津野海太郎「最後の読書」を読む

書名を見て、なんか縁起わるう~~と思ったのは他人事ではないからです。で、著者の津野さんって何者と履歴を見たら、1938年生まれ(自分と1歳違いの寅年生まれ、自分は卯年生まれ)劇団「黒テント」の演出家、晶文社取締役、和光大学教授、同図書館長…

高山龍三「失われたチベット人の世界」を読む

自分の母方の家系図を一年がかりでこしらえる過程で本書の著者、高山龍三(故人)が遠い親戚であることがわかりました。10月の記事の小川洋子さんほどの珍事でないにしても「へえ~、そうだったのか」であります。どんな人物なのか、ウイキでぐぐるとチベ…

マスキングテープを使った手抜き年賀状

5枚、10枚、といった少数の義理年賀状を出すとき、市販の印刷賀状を使うのが簡単ですが、値段が高いし無駄になりがちです。そんな場合、手持ちのマスキングテープをテキトーにあしらってカッコつけるという方法があります。挨拶文字だけではあまりに無愛…

痒いところに手が届く・・エアコン用<お掃除スティック>

エアコンの掃除といえばフィルターしかしないのが普通。もうちょっとマメに手入れしたい人に便利な道具があります。写真の<お掃除スティック>で100均ショップ<cando> の商品。手の届きにくいエアコンの上面やフィルター下部の隙間のホコリ取りに便利…

もう一冊、岸本尚毅「文豪と俳句」を読む

図書館の書棚の「俳人漱石」のとなりに集英社新書の「文豪と俳句」があったので、これも借りてチラ読みしました。俳句づくりも嗜んだ小説作家の作品を解説した本です。漱石の句もでてきますが、前稿で紹介した<菫(すみれ)程な小さき人に生まれたし> はオ…

夏目漱石の俳句集から<秀作>を見つけました

12月13日掲載の森本哲郎「月は東に」の感想文では漱石が敬愛する蕪村と漱石の俳句作品の優劣差が大きいとの感想を書 きました。だから、漱石俳句集なる出版物はないのだと思い込んでしまったのですが eight8eight_888 さんから「岩波書店より単行本で「…

寒波がくる前に・・御堂筋イルミ見物

大阪の冬の定番見世物になった御堂筋イルミネーション。どうしてかっこよく見せるか、のアイデアも出尽くした感あります。「こんな案はどない?」と一般から募集してはどうでせうか。あるいはランプの新製品が登場するかもしれない。一本の木で七色に色変わ…

森本哲郎「月は東に」を読む

~蕪村の夢 漱石の幻~ という副題がついている。雑誌に連載したエッセイをまとめた地味なつくりの本でありますが、内容はとてもユニークな発想で、漱石ファン、蕪村ファン、どちらにもおすすめしたい作品です。 誰でも知っている漱石 『草枕』の冒頭と言え…

日記は月に一度、まとめて書く 

今週のお題「日記の書き方」 日記は月に一度、まとめて書く 日々の予定と出来事はメモ欄のあるA3のカレンダー(100均商品)に書き込み、スペースが足りなければメモ帳にも書く。これを毎月のはじめに日記帳に記す。このときに記事の取捨選択ができるので早…

小林秀雄「モーツアルト」を読む

およそ半世紀ぶりに再読。モーツアルトの伝記や作品論は20冊くらい読んだけど、音楽評論の専門家ではない小林センセのこの作品が記憶に止まっているのはなぜか。文章は上等とは言えないのに、なんか説得力がある。これです。 本書でいちばん知られている文…

炒飯にオクラのトッピング

冷凍野菜の品目が増えてコスト減、手間減に役だっています。かぼちゃ、ピーマン、オクラ、などを常備。いずれもカット加工済みなので、一度これを使うと野菜売り場で買う気になりません。オクラを炒飯にのせてチンすると、オクラのとろみがしみ出して飯に混…

和田秀樹「80歳の壁」を読む

同い年の友人からもらった本。老人の健康情報本を次ぎ次ぎ出してヒットさせてる和田センセ、帯に45万部売ったと宣伝しています。仮に一冊50円のロイヤリティなら・・2250万円ナリ。ええなあ。読む前にゼニ勘定して僻んでしまう○ビ80歳超dameo であ…

和田竜「村上海賊の娘」を読む

上下巻合わせて1000頁、上巻は友人から頂戴し、下巻は図書館で借りて読んだ。瀬戸内海に実在した村上海賊が毛利家の要請で大阪の石山本願寺へ10万俵の米を届ける。しかし、織田信長はこれを阻止せんと泉州の海賊、眞鍋一族などを使って合戦となった。その顛…

長浜浩明「日本人ルーツの謎を解く」を読む

何十年か前、韓国の南部で前方後円型の古墳が見つかった、というニュースを耳にした覚えがある。日本の前方後円型古墳の手本になった先輩古墳だと思った。自分だけでなく、日本人みんながそう思ったはずだ。日本の文明文化の多くは大陸から朝鮮半島を経て日…