小林よしのり(編)「日本を貶めた10人の売国政治家」

 えげつない題名の本書が発行されたのが2009年、もう14年も昔のことでした。ということは、現在、40歳の人なら当時は26歳、10名の政治家のことはほとんど知らないでせう。今でも活動してるのは竹中平蔵だけです。逆にトップスリーは現在も存命で、<売国>どこ吹く風でありませうか。


評論家、ジャーナリストが選んだ<売国政治家>は下記の通り。
(注)選考者は小林氏が選んで依頼した。

 

売国というコンセプトを考えると、ほぼ妥当な結果だと思います。河野は韓国へ、村山は社会主義国へ、小泉はアメリカへ魂を売った売国政治家です。
 こんなひどい悪口を書かれたのに、名誉毀損や事実無根で訴訟を起こした人はいなかった(不詳)もし、訴訟なんか起こしたら「小物」呼ばわりされて更に評価を下げますからね。


この人たちをいちいちdameo が評価しても読み物にはならないので、視点を変えてdameo が選んだ<純粋無能政治家>ベストスリーを挙げてみます。

第一位・・福田康夫
第二位・・村山富市
第三位・・鳩山由紀夫
次 点・・小沢一郎


いかがでせう、このラインナップ。売国とか、悪辣政治家でなく、純粋に無能な政治家、すなわち、首相や党首でありながら、国家国民のために仕事をしたという記憶がぜんぜん無い政治家です。福田さんはその点、パーフェクトだったと。本の題名になぞらえると「存在の耐えられない軽さ」であります。
 村山さんは人柄は悪くないけど、在任中に阪神大震災が起きた。国のリーダーなのに100%、仕事を投げ出してしまった。(政権、政府の幹部が代わって臨時の組織を起ち上げた)ボンクラのせいで自衛隊の出動が遅れ、多くの人命が失われた。無能と誹られがちな、幕末ドタバタ期の徳川慶喜だってもうチョットは仕事しましたけどねえ。
 鳩山由紀夫。存在するだけではた迷惑という人でした。小沢一郎。この人の生きがいは一に利権、二に人事権、三に岩手県。数十年の政治家人生で国家国民のために働いたなんて、一日も無かった。


政策や成果で考えると贔屓や好き嫌いが絡むので「純粋無能」で評価しました。但し、昭和40年までの総理等については知識が乏しいので、それ以後を対象にしました。(2009年 幻冬舎発行)