新聞記事にはこんな専門家の見解も紹介してあります。(以下引用)
「脳トレ」で知られる川島隆太氏によると、仙台市の5~18歳の児童生徒224人を対象に3年間、脳の発達の様子をMRIで観察した。スマホなどでインターネットを長時間使う子供たちの脳は神経細胞が集積する「灰白質」や神経繊維が集まる「白質」の体積が増えず、脳の発達に遅れがみられたという。 川島氏は「例えば中学3年生で考えたとき、スマホを全く使っていない生徒は中学3年の相当の脳を持っているのに対し、毎日スマホを頻繁に使っていた生徒の脳は小学6年生のままである可能性がある」(引用ここまで)
えらいこっちゃ、であります。スマホがアホな子供を育てる。反論があるかもしれないが、スマホの長時間使用が優秀な人間を育てるという説は見たことがない。この川島センセの見解はゲームメーカーやアニメの制作会社にとっては憂鬱な情報でありませう。ビジネスにおけるスマホ利用の達人といえば、堀江貴文氏の顔が浮かびますが、彼は2年半のムショ暮らしの実績を持っていながら,相変わらず「上から目線」でモノを言う態度は改めていない。彼のIT辞書には「謙虚」と「反省」という言葉がないのでせう。
アホな子供を増やさないためにどんな方法があるだろうか。すでにシステムがあると思うけど、単純に「利用時間の制限」が一番わかりやすい。一か月で30時間に制限すると、必然、情報をまじめに選ぶ、だらだら利用が減る効果は期待できます。しかし、アホなのに制限をかいくぐる悪智恵があったりして,実現は難しいかもしれない。
先日、地下鉄車内で本を読んでいたら、難波駅で乗ってきたオジサン二人が自分の両脇に座るなり、本を取り出して読みはじめた。わっ、三人が並んで本を読んでる・・無茶珍しいシーンであります。(少なくとも過去一年でこんな場面は経験しなかった)しかし、他の人の目には「気の毒な三人の落伍者」と映ったことでありませう。ほっといてんか。