2023-01-01から1年間の記事一覧

水について考えたこと <4・オマケ>

<アレ>でわかった道頓堀川の水質改善 虎18年ぶりの優勝で当日は大騒ぎになりましたが、前回優勝時に道頓堀川へ飛び込んだ男女は5300人もいたのに、今回は警官の厳重なガードのせいでわずか26人しか飛び込まなかった。そのうちのひとりを「女性自身…

水について考えたこと<3> インドと中国は水不足が国難に?

インドと中国の人口を合計すると28億人。世界総人口80億人の35%を占める。この両国が水不足で難儀している・・という話はあまり伝わらないが実は深刻な状況にある。特にインドは危機的状況に陥っている。インドは最近、月へロケットを飛ばして「先進…

水について考えたこと・・ボトルウオーター<2>

日本国内ではボトル水はいかほど生産,流通しているのか。昨年のデータがあったので掲載します。国産は446万キロリットル、輸入品が25万キロリットル。合わせて471万キロリットルです。市場規模は20年前の3,5倍、この10年間では1,5倍に増…

水について考えたこと・・ボトルウオーター<1>

潤沢にありすぎて関心を失っている「水」について書いてみたい。 考えてみれば自分は今までボトルウオーター(ミネラルウオーター)という商品を飲んだことがなかった。今回はじめて近所のドラッグストアで買って飲んでみた。1㍑50円ナリ(税込み)商品名…

中国政府が「日本の海産物全面輸入禁止」と言うなら・・・

日本国内の和食料理店は中国人旅行客に対して「中国人の入店お断り」するべきです。中国政府は中国国民に「日本産の海産物を食べるな」と言ってるのだから実に正しい措置であります。店の表に貼り紙する。中国人とわかったら予約は受け付けない。観光地の海…

日本維新の会のマスコット公開

政党に親しんでもらうためにマスコットのデザインを公募したら約400点の応募があり、審査の結果下のような作品が選ばれた。 イノシシがキャラクターで「いしんのいのしし」をキャラとしてうたう。一見の印象ではデザインは悪くない。ただ、よく見ると羽織…

知らなかった・・新型生ゴミ処理用家電

なにかの拍子でネット広告で目にした新製品。高級住宅でも安アパート暮らしでも「生ゴミの保存、処理」においては似たような状況でせう。 この新製品は生ゴミを数時間?で乾燥させて保存するのがアイデアの肝です。アイデアは斬新ではないけど、サイズを炊飯…

サイテーに近い日大記者会見

7月28日にBIGMOTORの記者会見のことを「史上サイテーの記者会見」と書きました。10日ほどたって今度は日大の記者会見。自分は林真理子センセのファンなので穏やかに乗り切ることを願っていましたが、トップ3人とも合格点に至らなかった。視聴…

ロシア国民の無能を嘆く

8月2日のBS報道番組でウクライナ戦争の裏事情を報じていた。小ネタでありますが新鮮なニュースです。最近、少しずつ増えてきたモスクワへのドローン攻撃は当然ウクライナ軍によるものでありますが、実はウラ事情があってロシアの反政府組織がウクライナ…

史上サイテーの記者会見

・・という言葉がトレンドになりそうなビッグモーター社長の辞任記者会見。大企業の経営者、一社会人としての資質の低さが丸出しになった珍しいケースであります。しかし、どうやらご本人はそれをぜんぜん自覚していないことがさらに評価を下げてしまった。…

藤田孝典「棄民世代」

10年以上前?「下流老人」という本を著した人が、この本ではかの「氷河期世代」の困窮ぶりを調査し、問題提起した本。読めば問題の深刻さに気が滅入ってしまうのですが、さりとて「こんな施策で解決できる」という提案もない。せいぜい小泉純一郎や竹中平…

東大阪市のおすすめ文学館めぐり

文化勲章を受章した二人の作家、田辺聖子と司馬遼太郎の記念館がわずか1kmの距離にあること、ほとんどの人が知らないのでご案内。 近鉄奈良線河内永和から5分ほどの松蔭女子大学のキャンパス内に田辺聖子文学館があります。コロナ禍のあいだは予約が必要…

あの世へ行くのも高くつく・・東京都の火葬料金

6月23日の産経新聞のコラムで編集委員のI氏がぶつくさ文句を垂れている。東京都の火葬料金がべらぼうに高いというのであります。 はじめて知ったが、東京には公営(2カ所)と民営(6カ所)の火葬場がある。で、公営を利用すると火葬料金は4万4000円…

佐藤大介「13億人のトイレ」

この本を読んだ人のほとんどはインドという国が嫌いになるのではと懸念する。好きになる人はゼロでせう。その理由がインドの国家的恥辱といえるトイレ問題であります。タイトルの「13億人のトイレ」を具体的に述べるとインド人13億人中、5億人はトイレ…

斎藤美奈子「学校が教えない ほんとうの政治の話」

自分の体験で言えば、今まで友人、知人と政治に関して議論した記憶がほとんどない。たぶん、日本人の多くが政治的議論を好まないのではないか、と思っています。なぜなのか?。著者は明快に答える。「贔屓がないからです」 なるほど、そういうことですか。虎…

振り出しに戻る・・心斎橋駅ホームのデザイン

大阪メトロ御堂筋線心斎橋駅は開業90周年を迎え、ホームのデザインを全面改装しましたが、数年がかりの工事を経てお目見えしたのは開業時の設計とほとんど変わらないものでした。改装計画時のプランはモダン感覚のデザインでしたが「イマイチやなあ」と評判…

老いに抗う日々

数日前、小学校以来の旧友M君から電話あり「えらいこっちゃ、ボケてしもたわ」M君の日頃の怠惰な生活態度から「やばいな」と思っていたが、本人から正直に言われると返す言葉が見つからない。 M君がボケたとはっきり自覚したのは通販の商品購入でメーカー…

吉本隆明「ひきこもれ」 ~一人の時間をもつということ~

子供から中高年に至るまでのひろい世代に普及してしまった「ひきこもり」。ふつうはこういう人たちに「ひきこもらないで」と訴える本が多いけど、さすが吉本センセは真逆に「ひきこもれ」とハッパをかける。ひきこもり・・一人の時間をもつことの意義や大事…

<大阪くらしの今昔館> 見物 

数年ぶりに訪れたら展示が一部リニューアルされていました。驚いたのは、もともと地元民のためにつくったローカルな施設なのに入場者の7割くらいが外国人であることです。うち、半分以上が韓国人。開設時はスタッフの外国語能力なんか気にする必要なかった…

馳星周「少年と犬」

本猿さんの感想文に触発されて読みました。犬が主人公の物語なんて、もしや小学生?のときに読んだ「フランダースの犬」以来か。ふる~~~~~~~。 雑誌「オール読物」に連載した6編の短編小説をまとめたもので、半分くらいはアホな人間とカシコイ犬の物…

礒井純充  本で人をつなぐ「まちライブラリーのつくりかた」

このブログではときどき「まちライブラリー」と言う言葉が出てきます。市民の発想、企画でつくる民営の図書館で、2011年以後、全国で1000近くの大小の図書館が生まれ、いくつかは既に姿を消しています。この生みの親が著者の礒井(いそい)氏です。 …

岩瀬達哉 「パナソニック人事抗争史」

世に伝わる「経営の神さま」といえば、まずは松下幸之助を想像する。これに文句を言う人はいないけれど、神さま幸之助の次の社長は神さまではなく、さらに次の社長・・となるとレベルダウン著しく、要するにタダのヒトしか現れなかった。初代が神さまに祀り…

古本市で明治時代の教科書を買う

春と秋に四天王寺で催される古本祭り、お目当ては「100円均一」台と「和綴じ本」の台。和綴じ本は従来300円均一だったのに今年は400円に値上げされた。100年前の古本も値上げとは・・・。 で、より慎重に選んで買ったのが明治34年(1901)発行の国語教科書。…

神舘和典・西川清史「うんちの行方」

「今日もニコニコ乱読味読」がうたい文句なので、なんでも読むのであります。こんなキワモノ企画を上記二名の著者はコネなしで新潮社編集部へ売り込みに行った。無礼者めが!と一蹴されるかと思いきゃ「ええん、ちゃう?」で出版決定。なんと言いますか・・…

坂口安吾「狂人遺書」(大活字本)

安吾の作品は「堕落論」など、小品を集めた文庫本一冊を読んだだけなので何十年ぶりの再会です。その前に坂口安吾の名前を知ってる人・・10人に一人くらいですか。著書を読んだことある人・・100人に一人くらいかなあ。 書名「狂人遺書」の狂人とは豊臣…

廓 正子  「まるく まあ~るく 桂枝雀」

一番好きな落語家は誰?と問われたら桂枝雀(故人)と答えます。 その枝雀の40歳過ぎまでの半生記。年譜で自分と同い年であること知った。昭和20年の米軍空襲で街のなか逃げ惑った経験も同じ。(枝雀の住んでいたのは神戸市灘区だった) 子供じぶんから人を…

永遠の二流企業・・JR西

死傷者が700人近くにのぼった福知山線脱線事故から18年。4月25日には恒例の追悼慰霊式が行われた。遺族の要望で恒久的な追悼施設が事故現場のそばに作られて、JR西日本は半永久的に罪業を問われることになった。一方で、事故後に入社した社員の数が全社員…

学研・辞典編集部「カタカナ新語辞典」

戦前生まれはヨコ文字に弱くてこういうトラの巻が必要であります。おまけに加齢による記憶力減少でなんでもない日常語を忘れたりする。さらに、情報関連用語はヨコ文字氾濫状態でこの辞典が大活躍、と書きたいのですが、残念ながら活躍してくれない。なんで…

みうらじゅん「ない仕事の作り方」

みうらじゅんさんって何屋さん?って思っていましたが、答えは「ない仕事を作る」のが仕事だというのがご本人の説明。いかなるカテゴリーにも属さない新しい仕事を創造してメシのタネにする。仕事を選ぶのではなく、創造する。いやあ、カッコイイですなあ。…

チャットGPT論 & 阪神対広島戦 ウロウロ視聴

4月13日に書いた人工知能の恐ろしさの話、今夜はBS-TBSの「報道1930」でも取り上げていて、しかし、同時刻に阪神、広島戦の中継もしており、気ぜわしくチャンネル切り替えながら両方視聴したのであります。 人工知能の話の終わりのほうで、自分…