2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

閑人帳

意外に空いていた・・・ 自衛隊 大阪大規模接種センター(大阪)の予約 自分のかかりつけの医院、病院二カ所ともワクチン接種はしないので表記の「大規模接種センター」へ申し込んだら、ウソみたいに簡単に予約できました。 大規模という名前だから申込み者…

Nostalgia ~旅の思ひ出~  

八重山諸島 現地で知った文化的格差 波照間島行きをあきらめる 一番の目的地、波照間島は船便の事情で訪問できないことがわかった。便は週に2回くらいあるが、片道数時間かかり、冬は海が荒れるので欠航は普通で・・ということは、渡島はできてもいつ帰れる…

久松達央「キレイゴトぬきの農業論」を読む読書感想文

繊維メーカー「帝人」で営業マンだった著者が、知識も経験もないのに農業に首を突っ込み・・といえば、なんだか異事業参入の苦労話を想像しますが、そうではなく、至って醒めた感覚で農業を語っている本です。農業にロマンを抱く人には冷や水を浴びせるよう…

宮本輝「泥の河」「蛍川」を読む

読みたいと思いつつ、さぼっていたこの本を古本屋のよりどり百円箱で見つけた。角川文庫で平成9年に70刷だから地味なベストセラーであります。芥川賞受賞の「蛍川」と太宰治賞受賞の「泥の河」両作品が一冊で読めるのだから「お買い得」本でもある。 両作…

Nostalgia ~旅の思ひ出~

なつかしい旅のワンシーンを綴ります 路線バスが燃料切れという珍事 前回は宮古島の無人空港で感じた旅情?を綴りました。さらに南の石垣島でも珍しい体験をしました。この旅は年下の友人S君との二人旅、往復の乗り物を除いては予約とかナシのええかげんな…

図書館閉館で「本ひでり」

コロナ禍で大阪市の図書館は先月25日から閉館していて再開は今月末の予定。民間の「まちライブラリーもりのみや」も休館です。一ヶ月以上休んでいるため自分のような貧乏読書人は借り入れができずに困っています。大事件ではないけど、こんなの生まれて初…

伊吹かのこ スーパーの野菜売り場でパートやってます

著者の伊吹かのこさんは学生時代から漫画家になりたくていろんなコンクールに応募したけど連戦連敗、この世界の厳しさを味わった。で、生活の糧を得るために選んだ仕事がスーパーの野菜売り場のパートだった。 ま、それがどうした、という平凡?な生活がはじ…

◆吉田秀和「マーラー」を読む

マーラー作品に関するウンチクを傾けた本。なのに、本文の頭ではこう書いてある。「マーラーはむずかしい、私には」。のっけから何です?専門家がそんなこと言ってしまってはド素人の dameo なんか取りつく島がないでせうが、フガフガ。勘ぐれば、マーラー作…

◆又吉直樹「劇場」を読む

芥川賞受賞作「火花」は芸人の話、本書は演劇人(自称、脚本家、演出家)の話。読み始めると「火花」より読みやすくて文章もこなれている。しかし、半ば過ぎて、友人とメールで悪口兼演劇論を交わすあたりから退屈になる。難解な議論をスマホのメールでやり…

閑人帳

「大阪の医療崩壊は橋下元知事と維新の会の責任」 ・・という内容の記事を読みました。ライターは大村大次郎氏。(おおむら・おおじろう 大阪府出身。10年間の国税局勤務の後、経理事務所などを経て経営コンサルタント、フリーライターに。主な著書に「あら…

井伏鱒二「ジョン万次郎漂流記」を読む

久しぶりに「読み出したら止められない」本に出会いました。止められない理由は内容自体の面白さに加え、文章の上手さゆえです。著者はこの作品を「記録文学」というジャンルで書いたので、勝手な想像によるフィクションに仕立ててはいけない・・ハズですが…

Nostalgia ~旅の思ひ出~

なつかしい旅のワンシーンやエピソードを綴ります。 ◆宮古島・無人空港の思い出 青春時代、日本の北端と南端を訪ねる旅を企画し、GWや正月休みを利用して実行した。北端は宗谷岬、南端は沖縄、八重山諸島の波照間島。1967年の正月、那覇空港からプロペラ…

繁野美和「86歳ブロガーの 毎日がハッピー 毎日が宝物」を読む

繁野さんは、今どき元気ばあさんのモデルでありませう。60歳でパソコンに出会い、82歳でブログをはじめた。タイトルは「気がつけば82歳」。そして平成29年の現在もブログは続いていて、今月6日に90歳になった!!この元気なら100歳ブロガーも…

大越哲仁「マッカーサーと幣原総理」を読む         ~憲法九条の発案者はどちらか~ 

以前から興味をもっていた問題に答えてくれそうなこの本に出会い、さっそく読み始めるも、まあ、なんとややこしい話であることよ。3頁読み進んでは1頁後戻り・・という感じで、これは著者の文章力が拙いせいではなく、語られる問題が複雑すぎるせいであり…

閑人帳

わが作文を聴けば恥ずかし<イマーシブリーダー> よろず時代遅れの dameo がつい最近知ったのが表題のイマーシブリーダー。画面の広告とかお知らせの記事を無くして本文を読むことに集中できるようにした無料サービスのこと。何より画面がすっきりして視覚…

閑人帳

閑人帳・・日々の話題、感じたことを綴ります。 コロナでご無沙汰してるあいだに・・ ヨドバシカメラで買い物をした帰り、大阪駅前の歩道橋まできて風景の変わりようにビックリしました。低層の阪神百貨店の裏側に、いつの間にか高層ビルが伸び上がっていま…

岩中祥史「出身県でわかる人の性格」を読む

ふだん、あまり意識しないけど、言い古された日本人論の一面であります。狭い国土を47地域に分けて、それぞれ人の性格が異なる・・信用しない人もいるけど、干支や血液型よりは信頼できるような気がします。ここでは、最近の出来事から富山県と愛知県の県…

読書感想文

林真理子「野心のすすめ」を読む

平成31年4月1日、65歳の林真理子さんはまた一つ「野心」を実現した。もうこれ以上はないといえるステータスを獲得した。新元号に関する有識者懇談会のメンバーに選ばれたのであります。他のメンバーはといえば、前最高裁長官、経団連会長、NHK会長…

太宰治「津軽」を読む 

昭和19年、即ち敗戦の前年、著者は出版社から旅費をもらって故郷の津軽訪問の旅にでる。だったら、作品は風土記、紀行文、又は随筆の類いになるはずのところ、本書は「小説」のジャンルに入っている。なんでかなあと思いながら読み進んでいるうちに納得でき…

田辺聖子「私本・源氏物語」を読む

日本の文化遺産といってよい「源氏物語」をコケにした、おふざけ源氏物語。もともと読む気なんかなかった「源氏物語」ではありますが、本書を読んで200%原作を読む気がなくなりました。田辺センセもけったいな本を書きはります。こんな本、誰が読むねん…

酒井順子「金閣寺の燃やし方」を読む

ものすごく深刻で悲しい話なのに、なんですか「金閣寺の燃やし方」なんてふざけたタイトルは。センセ、酒井順子のイチビリを懲らしめとくなはれ。センセとは三島由紀夫と水上勉のことであります。 昨年暮れ、図書館へいくと「三島由紀夫没後五十年」で作品の…

ウオーキング・観光

JRさん「青春81きっぷ」は・・どない? コロナ禍で空前の大赤字を出しているJR各社、コロナが去っても急速に業績回復する見込みはなく、テレワークの定着等の事情もあるから赤字を解消だけでも大変な苦労が予想されます。そこで、新しい投資をしないで業績…

二宮敦人「最後の秘境 東京芸大」を読む

東京のど真ん中に秘境がある・・一般人にはうかがい知れない未知の世界、それが東京芸大である。ゲージツ家を目指す若者の奇人、変人ぶりをレポートしたオモロイ本であります。ま、読者のほぼ百パーセントの方々にはけったいで、うちら関係あらへん、な世界…

世阿弥「風姿花伝」を読む ~現代語訳 夏川賀央~

本書の原文をすらすら読める人は皆無でせう。現代語訳ならすらすら読めるけど、内容を理解できる人はほとんどいない。そこで、本書では難解な中身をとことんミーハーレベルに引き下げて、どない?分かった?と語りかける。致知出版社にしては珍しいミーハー…

今日もニコニコ節約暮らし

◆キャンプ場? or 老人ホーム? 正解はdameo の独居夕食であります。おかずをワンプレートに盛ったのは単純に食器洗いの手間を少なくするためでした。少食だからと一番小ぶりのアウトドア用皿(22cm×18cm)を百円ショップで購入、3ヶ月くらい使っていま…

今日もニコニコ節約暮らし

◆年中無休<レイヤードかけふとん> 幅130センチの押し入れが一つしかないウサギ小屋暮らしでは、ふとんのかさ高さは「収納の敵」ふう厄介者。そこで、dameo が三十年前に考えた解決策がレイヤードかけふとんです。下の写真のように、毛布(コットン)と…