閑人帳

わが作文を聴けば恥ずかし<イマーシブリーダー>

 よろず時代遅れの dameo がつい最近知ったのが表題のイマーシブリーダー。画面の広告とかお知らせの記事を無くして本文を読むことに集中できるようにした無料サービスのこと。何より画面がすっきりして視覚的に快適です。


 それだけでなく、文章を音声で読み上げてくれるサービスもあり、画面を見る必要もないからいっそう楽ちんです。数年前からあったらしいけど、今まで知りませんでした。新聞記事とか公的情報だけでなく、個人の書いた文章も女性が読んでくれるのだから、なんか秘書を雇ったような気分になります(笑)。


 本当に間違いなく読んでくれるのか、自分の読書感想文「金閣寺の燃やし方」で試してみました。昔のロボットみたいなぶっきらぼうな棒読みを想像していたけど、いえいえ上手なもんです。イントネーションもそんなに不自然ではない。こんなに進歩しているのかと感心しました。


 しかし、欠陥(読み間違い)もあります。記憶量不足?のせいか、機転が利かないのです。たとえば「三島由紀夫水上勉」の語はちゃんと読めます。ところが「水上作品においては・・」の語句は「すいじょうさくひんにおいては」と読んでしまう。「水上」だけでは人名と判断できないのです。現時点での「賢さ」の限界かもしれません。でも、早晩、解決されると思います。


 今までヘタ作文をわんさと書いてきたけど、それを読み上げてくれるなんて初体験です。ロボットと分かっていても、なんか恥ずかしい。汗がでそう。終了すると「すんまへんなあ、次はもうちょっとマシな文書きますよって」と言い訳しそうになります。


イマーシブ(immersive)
没入型/没入感:仮想空間にいながらあたかも実際に体験しているかのような状態。 演劇、映像、音響、ゲームなど様々なジャンルで活用されている。


試してみて下さい。
・MSのedgeを使ってることが条件です。
・画面右上のアドレスバーに本を開いたようなデザインの記号があればOKで す。(☆のとなり)読み上げに対応していないページではできません。
今のところ、dameoの読書感想文は概ねOKみたいです。
 本の記号を押すと画面上部に「音声で読み上げる」がでるのでクリックします。読み上げが始まります。ストップするときは,もう一度記号をクリックすると停止します。