ジャニー喜多川は犯罪者ではないのか

 TVやネットのニュースではジャニー事務所の話題でもちきりでありますが、なぜか新聞ではほとんど報道されない。アホらしくて記事を書く気がしないのか。自分が編集長だったら「ミーちゃん、ハーちゃんのもめ事なんか書いてどないすんねん。アホクサ」と却下するでありませう。


しかし、ネットの記事によると被害者と称する人が300人以上いて被害の補償を求めているという。ホンマか?。こんな大規模なエロ事件ならとっくに「文春」や「新潮」が大騒ぎしているはずです。しかも訴えてるのはオッサン年代、すなわち何十年も昔の被害を訴えてるわけです。だったら冗談ではあり得ない。ジャニー喜多川は稀代の大悪人であります。(300人が揃ってウソをつくなんてのもあり得ない)と、ようやく事件を認識したのでした。


・・と書きながら、なんかヘンであります。こんな大悪人のことを書いているのに記事を読むと「郷ひろみが過去に所属していたジャニーズ事務所は、故・ジャニー喜多川の性加害問題で今月2日に都内で会見を実施。今後の会社運営に関する会見を行い、東山紀之新社長は、ジャニーズ事務所の名称を17日付けで「SMILE-UP.」(スマイルアップ)に変更すると発表。「SMILE-UP.」は、被害者救済や補償に特化する。(以下略) なんで「喜多川氏」なんでせう。本人が容疑を認めていないからか。あるいは「故人」だからか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/df9aff0e796106f68c040f8b6f00f066685226f1


なにか表現のルールがあるのかも知れないが、腑に落ちませんねえ。一般の殺人犯ならこんな呼び方あり得ない。もしや、これぞ「忖度」の一級見本なのか。


ほかにも驚くことがあって「ジャニーズ」の名称を無くすことに反対する人がいること。関わり方にもよるとしても未練をもつ神経は理解できない。コトの善悪のイロハがわからないなんて・・。ミーハー芸能界自体が見下げられても仕方ないと思う。

 

能勢初枝「ある遺書~北摂能勢の安徳天皇伝承~」 

 安徳天皇は生きていた!?
 久しぶりに読書感想文の投稿です。歴史好きのSさんから手紙をいただいた。同封されてた史跡案内のチラシに来見山「安徳天皇 御霊跡地」の題があり、内容を読むと、かの源平合戦の最終戦壇ノ浦の戦いで幼い安徳天皇は祖母とともに入水(無理心中)され亡くなったとされているが、実は・・・生き延びて摂津能勢の山奥で暮らした。しかし、わずか一年後に病死した。同行した供のものが弔い、御陵をつくったとあります。その同行者、藤原経房が後世に事実を伝えるために遺書として顛末をしたため、厳重に封をして屋根裏に隠した。


600年後、江戸時代に発見され、大騒ぎになった。事実か、偽書か。いろんな人が謎解きを試みたが真偽判定できず、今に至っている。平成の今、改めて詳細に調査して可能な限りの情報を集め、まとめたのが本書であります。著者の能勢初枝氏は1935年生まれ、奈良女子大国文科出身のインテリおばさんで郷土史研究がライフワーク。


各地に伝わる平家落人伝説や義経伝説と同じようなマユツバ物語だろうと思い、しかし、無視するのもSさんに悪いので、念のためにネットで情報を探してみたら、この本が見つかったのであります。初版は500部しか刷らなかったというマイナーな出版物。しかし、興味をもつ人がたくさんいて品切れになり、再発行したという。


読めば実に面白い・・だけでなく、真摯な調査姿勢により、リアリティも十分。歴史の裏側を詮索するのが好きな人にはぜひ読んでほしいスグレモノです。ただし一回さらっと読んだだけでは理解しにくい。人脈相関がとても複雑で、しかも似た名前が多いので誰が誰やら覚えきれない。

 平家一族の主要メンバーフル出場といった感じです。平清盛、経盛、敦盛、重盛、基盛、宗盛、知盛、重衡、清房、維盛、資盛、淸経、有盛・・・さらに藤原一族の俊成、成親、成経、定家・・プラス、それぞれの女御、恋人。歌舞伎ファンなら、知盛や敦盛、成経の名前はおなじみですが、いったい誰が清盛の兄弟なのか、息子なのか、孫なのか、知らないのが普通でせう。しかもなおややこしいのは、主人公、藤原経房と同姓同名の別人が同じ時代に実在したことが分かり、話がいっそうこんがらがってきます。でも、面白い(笑)。


遺書によると、壇ノ浦で入水したのは安徳帝の身代わり、知盛の次男で、安徳帝はどさくさに紛れて上陸し、数人の供と山中に逃れる。(その一人が経房)艱難辛苦、一ヶ月半かけて、石見、伯耆など、山陰まわりで必死の逃避行の末、能勢にたどり着いた。ここに落ち着き、ボロ小屋を建てて仮の御所とし、農民と同じ生活をはじめる。しかし、もともと虚弱な体質だった帝は、一年後、風邪をこじらせて?亡くなってしまう。享年八歳。


経房は悲報を帝の母(清盛の娘、徳子。出家して建礼門院となる)に伝えるべく都へ行こうとするが、年長の供の者に諫められ、出かけなかった。幾星霜を経て、仲間の者が次々に亡くなり、経房50歳になったとき、この遺書をしたためた。日付は健保5年(1217年)。発見されたのが江戸時代の後期、文化14年(1817年)だから、ちょうど600年間、農家の屋根裏に秘匿されていたことになる。


本物か、偽書か。著者、能勢氏は願望も込めて本物説の立場です。その根拠は、当事者しか書けない内容だからで、経房ほか当事者が実在の人物であったかどうかの検証に多くの頁が費やされている。外部の人間なら、壇ノ浦の戦での無名人を含めた「乗船者名簿」など分かるはずがない。これらの人物のアリバイ証明が大きな説得力になっている。


よって、駄目男を含めた読者の多くは「本物とちゃうか」気分にさせられるのであります。残念ながら、遺書の原本は失われているが、発見時に多くの人が写本をつくっており、江戸時代に内容がねつ造された可能性はない。さらに、現地に物証(遺跡・遺品)があり、地元農家の家系や伝承、地名など傍証になる情報も多い。もし経房以外の人物による偽書であれば、創作は13世紀でなければつじつまが合わない。源平時代に貴族や僧侶以外で、そんなヒマジンにしてインテリがいただろうか。


ちなみに、安徳天皇の御陵というのは各地にあり、宮内庁では、山口県下関市にある赤間神宮安徳天皇阿弥陀寺陵を御陵としている。他に鳥取県長崎県熊本県、さらに遠く鹿児島県の硫黄島にも陵墓がある。(2011年 個人発行 能勢初枝で検索すると情報が出ます)

 

水について考えたこと <4・オマケ>

<アレ>でわかった道頓堀川の水質改善

 虎18年ぶりの優勝で当日は大騒ぎになりましたが、前回優勝時に道頓堀川へ飛び込んだ男女は5300人もいたのに、今回は警官の厳重なガードのせいでわずか26人しか飛び込まなかった。そのうちのひとりを「女性自身」記者が取材した。


(引用記事)川から上がったAさんが「やった、飛び込んだでー!」と雄たけびを上げると、集まった阪神ファンから拍手が上がっていた。彼の感想は「水が綺麗になっていたんです。前はもう飛び込んだ瞬間、もう目がバチバチに痛くなってね。体中からドブのにおいがきつくて、たまらんくらい臭かった。でも今回は目も痛くなかったし、ドブのにおいもしないでしょ。ほら」
 そうして記者に腕を差し出してきたAさんは、最後に「これならシャワーを浴びなくても、そのまま帰れるわ」と言って上機嫌で去っていった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7aa371a372d013eeb121ef95391ec7ed36e32173


 今年の1月、戎橋から300mほど下流でウナギが捕獲されて大ニュースになった。永年にわたるヘドロの撤去作業、こまめなゴミすくい、微妙な水流の調節など地味な活動が功を奏して生き物が住める川になった。何もしなかったら悪臭放つドブ川のままだから、仕事とはいえ、作業に携わった人も十分報われたことになります。下の写真は9月09日に筆者が道頓堀川上流部の「しもやまと橋」上から撮ったもので、30~50センチくらいの鯉の群。水の透明度は50cm~1mくらいあるのでは、という印象です。

 

 

水について考えたこと<3> インドと中国は水不足が国難に?

 インドと中国の人口を合計すると28億人。世界総人口80億人の35%を占める。この両国が水不足で難儀している・・という話はあまり伝わらないが実は深刻な状況にある。特にインドは危機的状況に陥っている。インドは最近、月へロケットを飛ばして「先進国入りだ」なんちゃって張り切っているけど、下層の国民は毎日の飲み水さえ確保できないありさま。どう甘くみても二流国だ。モディ首相を高く評価するのは見当違いである。


以下はCNNのレポートでインドの深刻な水不足の一端を知ることができる。読めば「インドに生まれなくてよかった」と思うでせう。国民に飲み水さえ供給できない国なのに国際会議でエラソーにするな、であります。


 人口世界第一位のインドの水不足が深刻だ
 https://www.cnn.co.jp/world/35120961.html#:~:text=

インド各地でおよそ1億人が、全国的な水危機の最前線に立たされている。インド国営のシンクタンク、インド行政委員会の2018年の報告書によると、インドの計21の主要都市の地下水が来年枯渇する見込みだという。


インドで供給される水の4割を占める地下水が年々減りつつある。他の水源も枯渇しつつあり、インド政府の中央水委員会(CWC)は今年6月、インド国内の貯水池の約3分の2で基準水位を下回っていると発表した。


21の主要都市の地下水が来年枯渇する見込みだ。ナレンドラ・モディ首相は最近、水資源管理を監督する「ジャル・シャクティ省」を創設し、さらに選挙公約として掲げた、2024年までに地方の全世帯にパイプで水を供給する計画を改めて表明した。

しかし、多くの人々はそれだけでは不十分と考えている。国連の人権に関する報告書によると、世界は壊滅的な干ばつ、飢餓、熱波に直面した際、富裕層しか基本的資源を購入できない、いわゆる「気候アパルトヘイト」の状態に急速に近づきつつあるという。インドの一部の場所では、すでに災害が発生している。インド第6の都市チェンナイでは、水源である4つの貯水池がほぼ枯渇している。


同市では、政府の給水車から容器に水を入れるため、毎日数十万人の住民が列を作る。また病院や学校といった重要なサービスも運営に支障をきたしている。人々は毎日同じ汚れた水で皿を洗い、2~3本のボトルに入ったきれいな水は料理用に取っておく。


水を得るために給水車に群がる人たち


  今後水危機が拡大すれば、将来、インドのより多くの場所でこのような光景を目にすることになるだろう。インド行政委員会の報告書によると、すでに全国で6億人の人々が深刻な水不足に見舞われており、毎年20万人が飲料水不足あるいは安全ではない水を飲んで死亡しているという。
 また水が枯渇すると、国は、食料不足、猛暑の間の脆弱(ぜいじゃく)性、公衆衛生の悪化に起因する疾病、水をめぐる地域間紛争など、水に関連する諸問題に直面する恐れもある。


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中国はほんの30年くらい前は食料自給率は100%に近かった。農産物も畜産も輸入しなくてよい恵まれた国だった。しかし、インドと同じく人口圧力が強まり、悪評の「一人っ子政策」を押しつけても億単位で人口が増えた。おまけに、経済の解放、自由化政策推進の結果、国民は<贅沢>を覚えた。
 一方で水不足がジリジリ進む。あの「大黄河」が海へ注ぎ込む前に干上がって河原が砂漠みたいになってる写真を見て驚いた。(10年以上まえの話)
 しかし、中国政府はインドほどアホではなかったので水不足には真摯に対応した。「南水北調」なんて気の遠くなるような大プロジェクトを敢行したが、これでも水問題は解決できなかった。


量が不足のうえ、水質が悪い。北京や上海など大都市のホテルでも水道水を飲むと下痢とか起きる。バスタブに貯めると薄く色がついてる。ただし、下痢するのは旅行者で地元市民はそこそこ耐性ができてるらしい(不詳)
 中国は半導体の自国生産を目指して企業誘致に必死でありますが、半導体製造にはものすごく上等な水が大量に必要。日本で熊本や千歳で半導体製造工場の建設を進めているのは「良質な水」が得られるからである。


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参考:水ストレス 
 水需給がひっ迫している状態。水ストレスの程度を表す指標として、「人口一人当たりの最大利用可能水資源量」がよく用いられる。この指標では、生活、農業、工業、エネルギー及び環境に要する水資源量は年間一人当たり 1,700 m3 が最低基準とされており、これを下回る場合は「水ストレス下にある」状態と言う。日本に当てはめると資源量はひとり3,300立方メートル。中国は2000立方メートル、インドは1400立方メートル。人口が増えるほど水需要は増えるから、インドがこの問題に無頓着であることは自殺的政策といえる。

 


参考:水道水をそのまま飲めるのは世界で12カ国しかない。
https://www.kepco.co.jp/corporate/report/yous/5/data-box/article1.html
アイスランド ●アイルランド  ●ノルウエイ  ●スエーデン  
フィンランド ●デンマーク   ●オーストリア ●オランダ
セルビア   ●モンテネグロ  ●ニュージーランド  ●日本
・・なのに、高価なボトルウオーターを買う日本人の愚かさよ。


参考:なんという皮肉・・水のないリビアで大洪水
 水資源ランクで世界182カ国中、173位のリビアで大洪水が起き、多数の死者を出した。大雨によるダムの決壊が起き、一気に町を襲った。これも世界中で起きている「異常気象」の一例。砂漠の町で溺死という理不尽な死を強いられた。(完)

 

水について考えたこと・・ボトルウオーター<2>

 日本国内ではボトル水はいかほど生産,流通しているのか。昨年のデータがあったので掲載します。国産は446万キロリットル、輸入品が25万キロリットル。合わせて471万キロリットルです。市場規模は20年前の3,5倍、この10年間では1,5倍に増えた。間違いなく成長産業であります。
 下のグラフには金額も出ている。数字は工場出荷価格なので小売価格は最低でも3倍、一兆円を超える。たかがペットボトルの水とはいえない巨額になる。

 

 

年間470万キロリットル。この数字は重さでもあるから470万㌧となる。470万㌧の水を4トントラックに積めば120万台を要する。配達されるあらゆる商品(消費財)のなかで,一番重量が大で一番単価が安いモノを運ぶためにどれだけ多くの費用がかかるか、汗をかくか、考えたことありますか。


ボトル水の単価が水道水の500倍、1000倍にもなるのは水の品質が優秀だからではなく、流通コストが莫大だからです。そして流通経路の末端では、この安くて重い商品の運搬を人間が担っている。製造工場よりずっときつい作業を強いられている。ま、そんなこと考えたら100円のボトル水買うたびに罪悪感にさいなまれますよ。配達員さんは家で冷やした水道水を飲んでるのにね。
 環境問題がどうたら、SDGSがなんたらと訳知り顔で持論をのべる人がボトル水の愛用者であればかなり恥ずかしい。しょーもない見栄を捨てて明日から水道水に切り替えませう。見栄ではない、水道水がムチャまずいからだ、というなら、なぜマズイのか調べてみよう。


 大阪府民は淀川を通じて京都市民が排出した下水を飲んでいる。まぎれもない事実です。だからボトル水を愛用してるのだ、という大阪府民がいたら・・アホちゃうか、と見下げられるだけでせう。
 と、ボトル水の悪口を書いてみましたが、世間からボトル水を排除せよ、とはいわない。災害時には必要不可欠な保存水として役にたつから役所などは大量の保管が必要であり、個人宅でも10㍑くらいは保存しておくほうが安心。(保存期間は1~2年)ユーザーが考え直して二人に一人がボトル水の常用をやめたら業界の売り上げは半分になり、ええかげんな「天然水」のメーカーは淘汰される。


ものは考えようで、有り難みを実感できないボトル水にお金を使うより「ふるさと納税」に協力するほうが有益ではないか。ボトル水の購入に年間2~3万円消費するより同じ金額で「ふるさと納税」をする。もしや返礼品に地産のボトル水を用意している自治体があるやもしれず、それなら、さらに有り難みは増す。(食材+ボトル水 合計3万円とか)ふるさと納税の2022年度の利用額は9600億円で、ボトル水の消費額とほぼ同じである。返礼品の重量が470万トンなんてあり得ないから環境への負荷は減らせるし、配達員の重労働軽減にもなる。


ボトル水愛用者は水環境への加害者になる
 グラフが示すようにボトル水産業は右肩上がりの成長を続け、来年あたりは年間500万トンに達する。さらに増産すると当然「水資源の枯渇」が起きる。自分が買ったサントリーのボトルのラベルにはちっちゃい文字で「汲み出すだけでなく、水の涵養にも努めています」とあるが、これは森林の保護のことを指す。メーカーはすでに危機意識を持っている。しかし、これはサントリーだからいえることで、二流企業はとことん汲み上げて枯れたら廃業すればよいと安直に考えるのが常識だろう。(森に降った雨が地下で清冽なミネラルウオーターになるまで20~30年かかる)なんにせよ、ボトル水の生産増加はメーカーが儲かる以外に良いことはひとつも無い。酒や珈琲とちがって、もともと具体的な付加価値なんて何も無い商品に年間一兆円も費やすアホらしさを考えてほしい。煙草をやめるのと違って、ボトル水をやめるのはいとカンタンである。やめたあと、どうしても飲みたくなったら飲めば良い。だれにも迷惑をかけない。己のアホさを認識するだけで落着する。
 日常生活ではほとんど意識することがない水の問題、日本人はシアワセであります。

(参考・日本国内の年間ビール生産量は約190万キロリットル。重量比でボトル水の約4割です) (つづく)

 

水について考えたこと・・ボトルウオーター<1>

潤沢にありすぎて関心を失っている「水」について書いてみたい。
 考えてみれば自分は今までボトルウオーター(ミネラルウオーター)という商品を飲んだことがなかった。今回はじめて近所のドラッグストアで買って飲んでみた。1㍑50円ナリ(税込み)商品名は<サントリー天然水 奥大山>飲んでみれば、案の定、淀川産水道水に比べて格別に美味しいとは思わない。少し炭酸を感じる点はヨシとするけど、1㍑50円で買う価値はない。


 しかし、ボトルウオーターはすっかり定着して、常用している、時々買う、という人が6割だという。なぜこんなに普及したのか。何十年か昔、まだ水道水は塩素の臭いがするとか、評判が悪かった時代に関西の会社が「六甲のおいしい水」という名でミネラルウオーターを売り出し、これが人気商品になった。お金を出せば美味しい水が手軽に飲めることを体験して常用客が増えたらしい。一方、水道水も高度濾過とか、改良が加えられて「まずい」の悪評は大巾に減った。(注)水道水の品質は自治体によってばらつきがある。


さて、この文で何を言いたいのか。ボトルウオーターの値段の高さと環境負荷の問題であります。ボトル水は1㍑50円(税別)だけど、水道水ならいくらか、今回はじめて計算した。ひとり暮らしで月間使用量は7月で10立方メートル。請求額は1045円(税込み)1立方メートル100円になる。1㍑なら0,1円。今ごろビックリするのもナンですが、どひゃ~~、ボトルウオーターの値段は水道水の500倍だ。(買ったボトル水は店で最安の商品で、標準は2㍑入り150円くらいの価格が多い)


もし、バスタブ(200㍑)にボトル水を使えば1万円!。アラブの王様でなければこんな贅沢はできない。これは非現実的な例だけど、飲用として一日1㍑の消費なら月間で1500円。これでも自分にとっては贅沢な消費だけど、はじめに書いたように6割の人はボトル水の消費者なので贅沢感や負担感はないのだろう。


水のクオリティは感覚としての「美味しさ」も大事だけど、安全性も大事である。水道水は自治体の大小に関係なく、検査が義務づけられているが、その検査項目はボトル水のほうが少なく、また、データはメーカー作成するだけで公的なチェックはない。これに便乗して水道水をそのままボトル詰めして「天然水」として売ってるメーカーもあったらしい。また、ミネラル成分を薬剤で添加して「ミネラルウオーター」で売る会社もある。即ち、品質においてはナンの保証もない。消費者が自ら検査できなければインチキがまかり通る。


高品質の水道水を提供されてる東京都民や大阪市民がそれでもボトル水のほうが「美味しい」と言う場合、科学的知見とは関係がない「信仰」に近い判断もあり得る。あるいは「自分は水道水を飲むほど落ちぶれた生活者ではない」という自負があるかもしれない。(つづく)

 

 

中国政府が「日本の海産物全面輸入禁止」と言うなら・・・

 

 日本国内の和食料理店は中国人旅行客に対して「中国人の入店お断り」するべきです。中国政府は中国国民に「日本産の海産物を食べるな」と言ってるのだから実に正しい措置であります。店の表に貼り紙する。中国人とわかったら予約は受け付けない。観光地の海産物売り場にも「中国人お断り」と大書すればよい。なんの問題もありません。


団体での観光が解禁されて日本料理を楽しみにしている中国人はたくさんいると思います。しかし、今回は日本料理ナシで旅行を楽しんで下さい。文句あるならキンペイさんに言って下さいね。

日本維新の会のマスコット公開

 政党に親しんでもらうためにマスコットのデザインを公募したら約400点の応募があり、審査の結果下のような作品が選ばれた。
 イノシシがキャラクターで「いしんのいのしし」をキャラとしてうたう。一見の印象ではデザインは悪くない。ただ、よく見ると羽織の柄が新撰組のそれと同じで、?・・と思った人多いはず。日本維新の会における「維新」とは坂本龍馬などが志した維新であって、本来佐幕思想で活動した新撰組とは相容れないはずであります。・・ということを維新の会の議員や事務局スタッフなら知らないはずがない。デザイン決定では馬場代表も承認しているので、ん・・?と疑いながらOKしたのかもしれない。(不詳)


もし,自分が維新の会の支援者ならメールとかで事務局にイチャモン(異議)つけたかもしれない。すでに何千通ものメールが届いてるような気がする。
 事務局はそんなクレームを些細なことと無視するかも・・。逆に外部からの指摘を真摯に受けてデザインの変更とかすれば世間に大恥をさらすことになる。・・で、無視するのかな。


維新の会議員の知的レベルの低さ、下品さはすでに常識でありますが、それでも選挙で少しずつ実績を積んでいるのは一重に選挙民の知的レベルの低さゆえでありませう。自分にとっては「維新の会」は大阪の恥であります。

 

 

知らなかった・・新型生ゴミ処理用家電

 なにかの拍子でネット広告で目にした新製品。高級住宅でも安アパート暮らしでも「生ゴミの保存、処理」においては似たような状況でせう。
 この新製品は生ゴミを数時間?で乾燥させて保存するのがアイデアの肝です。アイデアは斬新ではないけど、サイズを炊飯器なみに小型化したことが大きなセールスポイントになります。


もし、このような生ゴミを乾燥して、かさを減らして保存という方法が普及すると、ユーザーが助かるだけでなく、エネルギー問題にもかなり貢献できそうです。ユーザーが助かるのは・かさばらない・軽くなる・臭わない・コバエなど虫がわかない・などの点です。一方、収集・運搬・処理する事業では・・・
・ゴミ自体の小型化、軽量化により,収集作業や運搬が容易になる。
・ごみ焼却工場では生ゴミの事前乾燥と焼却作業で大量の重油を使っているが
 これを大巾に減らすことができる・・・という大きなメリットがあり、高価な重油の消費量を減らすことができます。このような利点は焼却工場の数や規模の小型化においても役立ちます。


・・と、良いことばかり考えてしまいますが、この生ゴミ処理器自体も電力を使うのでユーザーが増えると電力の総量増加を招きます。あれこれ考えると「ええこと尽くし」の商品とはいえないけれど、省エネや環境負荷のことを考慮すれば、掃除機の「ルンバ」や羽根のない扇風機よりは役に立つ新家電ではと思います。メーカーが既存の大手家電メーカーではなく、聞いたことのない会社なので応援したくなるけど、HP広告では製品動作データ(処理能力など)の説明がないため、性能に関してはマユツバ視されても仕方ない。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000075153.html

サイテーに近い日大記者会見

 7月28日にBIGMOTORの記者会見のことを「史上サイテーの記者会見」と書きました。10日ほどたって今度は日大の記者会見。自分は林真理子センセのファンなので穏やかに乗り切ることを願っていましたが、トップ3人とも合格点に至らなかった。視聴した人の多くは日大に対して「図体は大きいけど中味は二流」のイメージを固定してしまったと思う。数年前の暴力タックル、前理事長の錢ゲバぶり、そして今回の大麻疑惑問題。


無責任外野席人間として言えば、もうアメフト部は解散するのがよい。前科二犯。日大のチームが存在するだけでアメフト全体がワルの印象を世間に刷り込んでしまった。ムリして再生を目指すより日大「恥の遺産」として葬り去ってしまったほうがよい。今回のトップスリーの記者会見を視聴して内容に納得、共感した人何人いるだろうか。日本中で10人もいないでせう。


林真理子センセの無念、落胆、いかばかりか。なんでも前向きに考える性格だけど今回は悔し涙500ccくらい出たのではないでせうか。このトシに至って人生最大の挫折、屈辱を味わった。嗚呼、小説書いて稼ぐ日々の幸福感が蘇り、日大改革を目指した己のノーテンキぶりにまた涙100cc。


記者会見後は副学長氏への批判が強い。元検事にしてはピントはずれの発言が多かったからで、今後の対応に微妙な影響を及ぼす。トップスリーの関係がぎくしゃくするかもしれない。林センセ、お盆過ぎたら一週間ほど旅行にでも出かけて心身リフレッシュして下さい。