Gウイーク頃から少し体調(ガンの後遺症)が安定してきたので外出の機会を増やしています。今回は主題の図書館。名前のように子供向きの図書館ですが、予約すれば大人でも利用できます。子供向きと言っても平日の昼間は学校授業があるから利用出来るのは未就学の幼児と親、そしてヒマな年寄りや大学生くらいです。
なのに、滞在時間は90分限り、というのが大不満。自分がここを訪ねる目的は、貧乏人では買えない高価な本や一般図書館では購入しない希少な本を見る(読む)ためで、児童書を読むために利用するわけではありません。
今回、書棚から取り出したのは「世界のアーティスト250人の部屋」「美しい日本の廃墟」「世界で一番美しいイカとタコの図鑑」など4冊。ところが、「世界の~部屋」を開いてあちこち飛ばし読みしてるうちにもう追い出し時間が来てしまいました。せめて3時間、いや,あと30分でも延長してくれたらなあと貧乏閑人は嘆くのであります。
ご存じのように,当図書館は建築家、安藤忠雄氏が個人で企画、設計し、大阪市に寄贈したもので、蔵書はすべて個人や出版社からの寄贈本で賄われています。さりとて、一般家庭が所蔵する絵本など古本の寄贈は受け付けない。(大量に寄贈されて収拾がつかなくなるため?)よって、蔵書はほぼ全部が出版社などから寄贈された新しい本です。しかも、図鑑類のように、子供向け、大人向け、の区分などできない書籍が多いため、出版社にとっては寄贈=宣伝にもなり、書架は大量の寄贈本で埋められる。一般図書館のように乏しい予算で書籍を購入する苦労はナシ、という恵まれた施設であります。
子供用図書館などと侮ってはイケマセン。オジンでも読みたい本、眺めたい写真集や美術書がいっぱいあってとても魅力的な空間です。子供が来館しない平日は、もうちょっと規制を緩めて大人の利用を促してほしい。
<こども本の森>は神戸と遠野にもできています。
https://kodomohonnomori.osaka
https://kodomohonnomori-kobe.jp
https://kodomohonnomori-tono.com
図書館外観
書架から4冊を取り出したものの・・・
「世界のアーティスト250人の部屋」から、アガサ・クリスティの部屋
同、チャールス・チャプリンの部屋
レオナルド・ダ・ビンチの晩年の部屋