安藤忠雄<こども 本の森 中之島>を見学 

2020年にオープンした図書館で、建築家・安藤忠雄氏が設計し、大阪市に寄贈した子どものための文化施設。小さい図書館なので、利用は予約が中心で一日数百人の規模で受け入れています。大人だけの訪問は滞在時間が90分に限られているのが気ぜわしい。平日の昼間は就学児童、生徒の利用はゼロだから、子供の図書館といっても実際は大人の利用のほうが多いような気がします。


本棚を見てつくづく思うのは、絵本をはじめ、子供用図書の充実ぶりです。蔵書のほとんどは出版社からの寄贈と思われ、当然、中身や外観が貧相な本は省かれるから、それはそれはリッチなつくりの本がずらりと並ぶ。戦争の焼け跡のボロ図書館を記憶する dameo 世代が見たら天国のように快適な図書館です。


親の付き添いの必要がなくなったら図書館に通わせる習慣をつくったらどうか。教科書とちがう視点、教科書にない発想で企画された本と出会うことで子供なりに、教養を身につけることができる。授業にディスプレイをつかうことが普及してきた今だからこそ優れた本との出会いが大切になると思うのですが。(10月25日)

 

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こども本の森 中之島 (kodomohonnomori.osaka)

 

図書館外観 平屋に見えるが3F建て

 

窓の下を堂島川が流れる

 

館内中央部分

 

手の届かない上段の本は、下段にも同じ本を備えているので不便はない。

 

利用者の年令の上限は高校1~2年生くらいか。