ファビオ・ルイージ N響デビュー <NHKクラシック館>

 パーヴォ・ヤルヴィに代わってF・ルイージN響の主席指揮者に就任、昨年11月18日に東京芸術劇場で振ったブルックナーの「4番」がお披露目演奏会になりました。イタリア人指揮者とブルックナーという取り合わせに少し?な感じもするけど、ヘンな先入観はもたない方が良い。くそマジメな感があったヤルヴィよりなんか知らんけど期待感がもてます。


よほど練習を積んだのか、ややゆっくりめのテンポで進んだ演奏はケチのつけようがない完成度の高い演奏に思えました。キズが出やすい金管セクションのアンサンブルもバッチリ。コンマスはいつもの「麿」氏ではなかったけど、もしや交代?。コロナ禍の期間にかなりの人事異動があったかもしれない。


ルイージ氏が言うに、ブルックナーにはなにやら特別の思い入れがあるらしく、今後の演奏会が楽しみです。ステージでの演出にも新風を入れたいのか、出場、退場シーンもいつもと違う場面になり、お客さんが「?」と思ったかもしれません。(東京芸術劇場


演奏終了後、普通は指揮者が最初に舞台をあとにするが、ルイージはメンバーを先に退場させ、自分は最後に退場した。

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