千田琢哉「読書をお金に換える技術」を読む

 んまあ・・世間にはこんな本もあるのか、とサプライズ感で手に取りました。著者はどれだけアコギな人物なのか、とプロフィールを読む。しかし、べつに変人ではなさそう。年齢不詳だけど、この手のハウツー本を100冊以上出しており、新ネタとして「本を読むだけではもったいない、金もうけにつなげよう。現に自分は実践している」とこの本を著した。「読み書きそろばん」という懐かしい言葉があるけど、まさに、読んで、書いて、ゼニ儲け、の拝金人生であります。


ま、アコギなんてイヤミ言ってもしようがない。とりあえず才能に脱帽するだけであります。巻末の出版本リストをみると・・・。


◆「一日に10冊の本を読み、三日で一冊の本を書く、ボクのインプット&ア ウトプットの方法」
◆「お金の9割は意欲とセンスだ」
◆「印税で1億円稼ぐ」
◆「出世の教科書」
◆「いつだってマンガが人生の教科書だった」
◆「筋トレする人は、なぜ、仕事で結果をだせるのか」
◆「お金を稼ぐ人はなぜ筋トレをしているのか」
◆「30代で頭角を現す69の習慣」
◆「30代で逆転する人、失速する人」
◆「本を読んだ人だけがどんな時代も稼ぐことができる」
◆「15歳からはじめる成功哲学
◆「その人脈づくりをやめなさい」
◆「好きなことだけして生きていけ」
◆「1万人との対話でわかった人生が変わる100の口癖」
◆「たった2分で凹みから立ち直る本」
◆・・・エトセトラ。


このような出版物で実際に印税1億円以上稼いだそうであります。読書から人間関係まですべて金銭価値や損得勘定で取捨する。そういう思想でないとこれだけたくさん書けないと思います。一口に「著者」「作家」といっても、才能の幅はとても広い。(2015年 ぱる出版発行)

 

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