参議院選挙が終わって三日後、新聞に「比例代表の最終得票数」という記事が掲載されました。細かい数字がびっしり詰まったデータで、こんな記事読む人は選挙関係者だけではと思われます。で、なにげに紙面をながめているとき「幸福実現党」の数字が目に止まりました。
幸福実現党 当選者数0人 比例区投票数148,020票
これ、ホンマか?・・全国でたったの14万8千票。得票率0,28%。
2010年ごろは信者数1100万を誇った「幸福の科学」の凋落ぶりに驚きます。さらに、2009年の「幸福実現党」結党以来、ただ一人の議員も国会に送れなかった。13年間、連戦連敗という実績をどう考えてるのでせうか。有名無実、不幸の山を築いてきた「幸福実現党」の未来はマックラであります。
下のデータは2010年以後の幸福実現党の選挙区得票数を示します。
参議院選挙区選挙 非改選 得票数(得票率)
2010年第22回通常選挙 0/24 242 291,810 (0.50%)
2013年第23回通常選挙 0/50 242 606,692 (1.14%)
2016年第24回通常選挙 0/47 242 963,585 (1.70%)
2019年第25回通常選挙 0/12 245 187,491 (0.37%)
2022年第26回通常選挙 0/12 248 134,718 (0.25%)
(注)比例区の得票は148020 (0、28%)
2016年の選挙で100万票近く獲得したあとはガタ減りで、この趨勢だと次回は10万票を割るかもしれない。宗教政党は票数イコール信者数と考えてもいいので現在の幸福の科学は信者数が10万人台と想像します。公明党も同じで、永らく信者数800万人を喧伝してきたけど実数は600万人くらいでせう。人口減と高齢化で次回の国政選挙では500万人台になりそうです。
選挙の前、たまたまネットの動画で幸福の科学教祖の息子さんを見かけた。30歳くらいに見えたが、自分は教祖の跡を継がないと明言していました。さらに現在の親子は険悪な関係にあるとのこと。詳細はわからないけど、事実なら幸福の科学は一代きりで終了もあり得ます。国民の幸福の実現には何の役にも立たずじまいで消滅しそう。そもそも幸福の科学の教祖家族が不幸のどん底に落ちるなんて・・。宗教団体の政治活動が国民の幸福に寄与すること、ありえません。
参考情報
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B8%E7%A6%8F%E5%AE%9F%E7%8F%BE%E5%85%9A#:~
全国都道府県別の比例区得票数一覧・・表の中央あたり、本部のある東京都においてさえ、得票は1万4588票しかなかった。今回デビューの「参政党」にも負けた。
(産経新聞 7月13日 朝刊)