新聞チラシの人材募集 ど~んと<天才手当 月100万円>

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 昨日の新聞折り込みチラシにこんな広告がありました。A2サイズの上質紙の裏表全部が募集説明で商品広告一切ナシ。自分に関係ないことだけど、チラシを隅々までしっかり読むなんて年に一度もない。「天才募集」と「新聞チラシ」のミスマッチ?ぶりが面白くて、つい読んでしまいました。もちろん、ネットでも同じ広告出してると思います。


この広告に興味があるのは、天才に値する優秀な人物は新聞折り込みチラシを見るであろう、という前提で企画したことです。視認度では新聞自体の紙面よりはるかに劣ることを分かった上でチラシにした。この判断のウラにどのようなディスカッションがあったのか、興味あります。
 今どき、新聞自体の購読者がどんどん減っており、新聞広告もドカ減りです。まして折り込みチラシを丁寧に見るひとなんて百人に数人ではと想像します。なのに、広告の内容が「天才募集」です。ひょっとしたら、社長のツルの一声「折り込みチラシにせい」で決まったのかも知れない。


天才募集に現時点での実例が書いてある。(下の写真参照)同社では天才にもA級(月額100万円)、B級(同50万円)、C級(同20万円)のランクがあり、A級の女性管理職は44歳で年収約4800万円。すごいですね。
 しかし、ものは考えようです。凡人社員の年収500万円の10人分だと考えたらどうでせう。驚くほどの高額とは思えなくなります。実際の企業経営においては100人の凡人を雇うより一人の天才を獲得するほうが有益でせう。(広告文面にもこのことが書いてある)与えられた仕事をそこそこ無難にこなす、という人しかいない企業が大発展するなんてあり得ない。それはまさしく昔の「お役所感覚」の会社でいずれ潰れます。


募集要項を詳しく読むと、天才社員=管理職ではないらしい。ヒラ待遇で給料に天才手当がつくこともあるみたい。まあ、頭は切れるけど人づきあいが苦手、みたいな人もいますからね。欠点はあるけど「この人が会社を支えてる」存在感が大事なのだと思います。


全国100万?のはてなブロガー諸兄姉、出し惜しみした天才を売り込みに行きませう。少々遅刻しても「天才は忘れた頃にやってくる」と言わせようではありませんか。

 

DHCチラシの説明

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