ベタ記事で知るネット民の民度  ~選挙世論調査から~

 全国の新聞16紙が先の衆議院選挙に関して「新聞読者の何パーセントが投票したか」をアンケート調査した。結果、「投票した」は90%に上った。実際の投票率は選挙区、比例区ともに55%台だったから異常に高い。驚くのは29歳以下の若者の投票率が84,6%もあった。これでも世代別では最低だった。老若に関わらず、新聞読者のほとんどは投票に出かけたことになる。


新聞を読まない人が投票率の足を引っ張っている。新聞は読まないけれど、代わりにネットで諸々の情報を仕入れているから大丈夫という言い訳は怪しい。ネットで新聞読者と同じクオリティの情報を得ているのなら何故投票に行かないのか。


新聞を読まず、情報収集はネットに頼ると言う人の多くは、政治、経済、環境問題など、国政に関心がないことが察せられる。国家の将来など我関せずである。こんな小さなニュースからネット情報偏重人の知的レベルを垣間見た思いがした。但し、新聞にも怪しいのがあるから選択眼が必要である。(注)新聞の世帯購読率は約50%

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産経新聞12月17日 朝刊

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