スマホ脳が反乱?・・LPレコードの愛用者急増

 昨夜のNHKニュースで若者のあいだでLPレコードがもてはやされてると長めの編集で報じていた。あんな取り扱いに不便なモノがなぜ復活したのか。
 若者へのインタビューの答えはこんな感じだ。

 

・ジャケットが大判で見るだけで楽しい。
・針を落として音が出るまでの期待感、緊張感が良い。
・聴きはじめるまであれこれ手間がかかることが愛おしい。

 

自分のような化石人間にはLP~CD~ネット配信への進化を全否定するような意見に仰天するのみです。進歩改善に飽き、古い、不便なモノに執着するなんてジジイの骨董趣味と同じではないか。

 

この懐古趣味はユーザーだけでなく、アーティストにも共感者が増え、新録音曲をLPでしか販売しないこだわり屋さんもいるそうだ。売り上げは二の次でいいということか。ま、一過性のブームに終わると思いますが。

 

しかし、急激な需要増加でLPの生産工場は昼夜三交代、24時間フル操業が続く。また、中古レコードの流通拡大を見越してLP専門の販売会社を立ち上げた懐古趣味?ベンチャー企業もある。

 

ひょっとしたら、これはスマホ脳の反乱ではないか。ワンタッチでなんでもできる日常に1%残留していたアナログ脳が反旗を翻した。ン万年間の石器時代に培った「手作り感覚」がひょいと蘇った。自分の勝手な想像でありますが、それなら、いま、ジワジワと追い詰められている「紙の本」も悲観することはないか。