10月3日のNHKクラシック音楽館で再放送された、上記二人のジャズピアニストによるモーツアルト「2台のピアノのための協奏曲K365」は楽しい演奏でした。チック・コリアは惜しくも今年2月に亡くなったので追悼するための再放送になりました。(放送は第一、第三楽章のみ)
ジャズピアニストがクラシックの演奏会に登場することは珍しくないけど、世界的ブランドのピアニストが二人でコンチェルトを弾く、というのは前例がないのではと思います。実現は小曽根真がコリアを誘ったことで実現したそうです。ジャズとクラシックでは練習の仕来りなどが異なるため、気苦労もあったでせうが、まずは上出来の演奏だったと思います。
見せ場、聞かせ場、は言うまでもなく各楽章でのカデンツアです。原曲のイメージを壊さない範囲でピアニストが自由に作曲、演奏できます。(ジャズ演奏でのアドリブみたいな演奏形式)曲は楽譜に書いてあるのですが、そこはピアノの達人、テキトーにやりとりして盛り上げる。
モーツアルトが天上から見ていたら「わ、250年たったら、こんな曲になりまんのか、そやけど、上品にまとめてるし、まあ、許したる」なんちゃって、自分も鼻歌で旋律追っかけたりして・・。逆に現代のピアニストが250年昔の音楽にあこがれて演奏したくなる・・のがクラシック曲の魅力といえます。
チック・コリアのジャズライブ (2004年)
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