９月７日の「ＢＳプライムニュース」は自民党総裁選挙候補者のお家事情のあれこれが論じられた。新聞、ＴＶニュース、ネット情報では報じられない候補者の裏話が伝えられるのですが、そうだったのか、と驚いたのが石破氏の厳しい状況であります。正味９０分あるトーク番組なので中身は濃い。
石破氏は７日時点でも出馬を決めていない。なんでそんなにグズグズするのか。優柔不断な性格のためか、と想像していたけど、実は推薦人（必要人数２０人）が集められないから、というのがグズの理由でした。え？・・と驚いた。
巷の人気争いでは河野氏の次、岸田氏より上、という位置づけなので、推薦人の準備なんて悠々クリアしていると思っていたのに、そうではない。石破派が十数人いたらあと少しの補充で済む。その「あと少し」が集まらない。で、こっそり二階幹事長に「７人貸してください」とお願いしているところだという。
二階氏は「ＯＫ」したらしいけど、７人を確保するに至っていない。要するに２０人の推薦人が集まらないから出馬表明できない。元幹事長という人材なのに、現在の国会においてはいかに人望が無い人物か、わかりました。石破氏よりずっと条件の悪い高市早苗氏が推薦人をそろえて立候補すれば、石破氏のプライドはガタガタになります。その高市氏は安部氏の応援をうけて８日にも出馬表明するかも、というのに。
現在の石破氏の心境と立場は退陣を決めた菅総理とよく似ている。菅氏と違い、派閥の長であっても思いっきり孤独な点、同じでありませう。石破氏にはトップ争いで連戦連敗のイメージが固まりつつある。今回、出馬して敗れたら、おそらく「次」はない。う～ん、辛いですねえ。
選挙で敗れたのなら仕方ない。推薦人集めができずに出馬できなかった・・は最悪でせう。二階さん、タダで１０人くらい貸してあげたら？。この情報は田崎史郎氏が伝えましたが「そこまで言って委員会？」と思った次第です。
