閑人帳

これぞ天才にして救世主?・・道脇裕氏(43歳)

 昨夜(17日)なにげに観たテレ東「カンブリア宮殿」のゲスト、道脇氏のすごい天才ぶりにあ然となりました。そのケタ外れの発想力はダビンチやアインシュタインに比肩できるのではと思ったくらいです。この番組を観た人はみんな同じようにショックを受けたのではないでしょうか。日本にもこんなすごい天才がいたのだと少し気持ちが明るくなりました。


世間的にはネジロウという会社の社長さんです。社員はいるけど、実際はひとりぽっちの発明家です。その発明の対象が「∞」というのがすごい。学問で言う物理学や化学、医学という垣根さえ超越している。で、ダビンチを連想してしまうのです。


 アタマが良すぎて小学校は5年生で自主休学した。カリキュラムの中身が易しすぎて、低いレベルに付き合うのは耐えがたい苦痛だから、がその理由。よって、氏の学歴は「小学校中退」である。以後、引きこもりみたいな生活を送り、主に数学の勉強をした。ならば、論理的思考の極みを目指すように思えるけど、そういう話は出てこない。逆に、発明のキモは漠然としたイメージだという。「こんな感じ」をアタマに浮かべ、それを煮詰めてカタチにする。ということは、デジタル的思考は発明に向いてないと。


いま、会社のメシの種になってるのは「絶対ゆるまないネジ」みたいですが、この原理がわかりそうで分からない。カンタンに分かるくらいなら、とっくの昔に発明されてます。東大阪市の「ハードロック工業」が開発した「絶対ゆるまないナット」と併せて、この分野は日本が技術開発のトップに立っています。
 いま、実験をすすめている「コロナウイルス対策」装置?が成果を得れば世界に福音をもたらすかもしれない。権威や金銭欲に無縁の超変人の活躍に期待します。


話は変わりますが、昔「天才と秀才の違いはなにか」の解説を読んだことがあります。その違い、一言でいうと「努力を自覚しないのが天才、自覚する人が秀才」です。音楽家でいえば、モーツアルトは天才、ベートーベンは秀才。音楽ファンなら納得できると思います。

 

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