はじめまして。他社から引っ越して参りました。必要に迫られてのケチ、節約をできれば楽しく改善したいと研究しています。
◆簡単、安上がり・・室内でシーツや毛布を干す方法
雨の日や夜間はシーツなど大物を乾燥する場所がなくて困ります。そこでdameo が考えたのが既設のカーテンレールを使う物干し用バー(横棒)です。投資額330円、工具類不要のカンタン造作を紹介します。
◆材料と作り方
ベランダ出入り窓(掃き出し窓)のカーテンレールにS形フックを引っかけ、バーを渡してシーツや毛布を干します。室内で一番、日当たり、風通しの良い場所で干すので早く乾き、衛生的です。雨の日だけでなく、花粉や屋外のホコリが気になる人は常時使えます。シーツ、ふとんカバー、毛布、のほかに、バスタオル、玄関やキッチン、トイレのマットなども干せます。(荷重3kg程度が限界?~不詳~)
写真を見ればおわかりいただけると思いますが、、簡単に作り方を説明しておきます。必要な材料はS形スチールフックが2個と園芸用支柱120cm(直径11ミリ)が2本、買うのはこれだけで合計330円(税込み)近所の百円ショップ<Can Do>で買いました。他の店でも同じものは買えると思います。
園芸用支柱(ここではバーと呼びます)はスチールパイプに塩ビシートをコーティングしたもの。長さは2本で240cmになりますがダブらせて170~180cmにします。ビニールテープか包装用ヒモなどで三カ所しっかりくくって下さい。メジャーがなければ畳の長辺が170~180cmなので、畳を物差し代わりにバーを置いてくくれば簡単です。(窓幅自体が180cm未満の場合はそれに合わせます)
S形フックをカーテンレールに引っかけ、バーを渡せば完成です。シーツや毛布のシングルサイズは幅140cmくらいなので両端に15~20cmの余裕がありますが、バーが外れて落下するのを防ぐため、クリップや洗濯用ピンチ2個をフックの両側のバーに挟みます。(写真参照)
◆問題があるとすれば、カーテンレールの壁面への取り付け強度です
カーテンレールを日曜大工で取り付けた場合、ビスが短かったりしてしっかり固定できていないことがあります。念のため確かめておきませう。不安ならレール取り付け金具を増やすか、取り替えませう。(金具は2mのカーテンレールに6~8個必要。百鈞店かホームセンターで買えます)
◆見栄えが気になる人は・・
ベランダ窓が道路に面しているとか、狭い道向かいのマンションからシーツが見えてカッコ悪い場合は、ドレープカーテン側につり下げてレースカーテンを閉めれば見えません。逆に、室内でシーツ丸見えがブサイクならレースカーテンレールにかけ、ドレープカーテンを閉めたら見えなくなります。言うまでもなく、しょっちゅう来客のある部屋にこのアイデアは不向きです。
◆コットンの毛布でテストしました
化繊に比べて重いコットンの毛布(シングルサイズ)でテストしました。洗濯、脱水工程にさらに30分、洗濯槽乾燥モードで脱水して水分を減らして干した結果、午後の約3時間で乾燥しました。室温23度、窓を閉め切っての乾燥ですが西日が当たる部屋なので早く乾きます。窓を開ければさらに短縮しそうです。冬場はエアコン稼働で早く乾燥させることもできます。
◆使わないときは・・・
カーテンレールの上の奥にのせておきます。バーをダブらせてくくってあるので、転がり落ちることはありません。
あまりに貧乏くさいアイデアゆえに涙する方もおられるかもしれないけれど、そこんところは実用性優先で割り切りませう。失敗しても損失額は330円です。庭やベランダに干せば外出時の雨が気になるし、風で飛ばされることもあります。毎回、ポールやロープを拭き掃除するのも面倒です。このアイデアも何度か使えば自分なりの工夫ができると思います。干し物の重さには気をつけて下さい。
バーが滑り落ちないようにクリップなどで固定します
シーツを干す
コットン毛布を干す