2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

島田裕巳「捨てられる宗教」<大活字版>

この一年のあいだに読んだ本の中では一番刺激的な内容の本でした。この先の「生き方」を真摯に考えてる人には参考になると思います。 著者は死生観について新しい概念を考えだした。現在、普通に暮らしてるひとびとの死生観を<A>とし、これから先の長寿社…

片岡義男「自分と自分以外」~戦後60年と今~

作家の名前は知ってるけど作品は読んだこと無い・・ケースはいっぱいあって、片岡センセもその一人。今回は年令が自分と同じ(1939年生まれ)であるため、興味をもって読みました。平均3~4ページのエッセイとコラムをまとめたもので、作家というよりジャ…

養老孟司「まる ありがとう」

解剖学者、養老センセ宅に18年飼われた猫、まるへの追憶エッセイ。一般人が書けば目いっぱいセンチメンタルになりそうなテーマですが、そこは学者、哀しみをセーブしてクールな「観察」記にまとめています。100枚以上ある写真は秘書の女性が撮影したも…

ダイジョウブ??・・MITSUBISHIは

2月16日のテレ東<WBS>は三菱重工が永年開発を進めたジェット旅客機の開発を中止、事業から撤退することにより、多くの中小企業が将来の売り上げを失い、苦境に陥ってると報じていた。航空機の部品製造ゆえ最高度の技術が必要で、設備投資に億単位の…

佐藤 優「危ない読書」 ~教養の幅を広げる<悪書>のすすめ~

久しぶりに佐藤センセの本を読みました。手にした人の気をひく書名でありますが、著者、出版社の企画ネタ切れ感がしないでもない。 紹介された本はヒトラーの「わが闘争」文部省教学局の「国体の本義」クラウゼヴィッツ「戦争論」 倉橋由美子「パルタイ」 D…

小沢康甫「暮らしのなかの左右学」

自然界にも人間社会にも<左右問題>がたくさんあって、しかし、たいていは深刻に考えずに受容している。殆どの左右問題は暮らしに溶け込んでいる。 それでも、なんでやねん、と気になる左右問題がある。陸上のトラック競技はなんで左回りに走るのか、不審に…

そうだったのか<ビズリーチ>という会社

3年ぶりくらいにテレ東「カンブリア宮殿」を見た。TV・CMによく出てくる<ビズリーチ>ってどんな会社なのかに興味があったから。かくいう dameo にはなんの関係もない話ですけどね。 2009年創業というから後発の人材斡旋会社なのですが、当社のウリ…

小林よしのり(編)「日本を貶めた10人の売国政治家」

えげつない題名の本書が発行されたのが2009年、もう14年も昔のことでした。ということは、現在、40歳の人なら当時は26歳、10名の政治家のことはほとんど知らないでせう。今でも活動してるのは竹中平蔵だけです。逆にトップスリーは現在も存命で、<売…

小川洋子/河合隼雄 「生きるとは、自分の物語をつくること」

大ヒット作品「博士の愛した数式」が縁になって二人は10年くらいの間に数回、対談する機会があり、それをまとめたのが本書。臨床心理学者、河合センセは若い頃、高校の数学教師だった・・とは知りませんでした。 対して、小川センセは数学はシロウト。だか…

<酢タマネギ食>5年の効用

まもなく花粉症シーズンがはじまります。一年前にも紹介した記事ですが、クスリに頼らず「酢たまねぎ」であらかた克服した経験から,再度、紹介します。風邪もひかなくなりました。酸っぱいものが苦手な人でなければ試してみて下さい。 ■花粉症が大巾に改善・…