2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

五輪中止論は間違いだった

五輪大会がはじまって、はや日程の半分近くを消化した。残念ながら感染の拡大は続いている。ほとんどの会場は無観客にしたにも関わらず、である。 感染拡大は五輪大会開催のせいではなく、国民の「人流や会食」が主因だと分かるにつれ、中止論の説得力は弱く…

糸井重里「思えば、孤独は美しい」を読む

今や上場企業の社長さんになった糸井重里の本でありますが、この本って、随筆集とは言いがたく、コラムのようでもあるし・・、箴言集というにはソフト過ぎるような・・さりとて雑文集と呼べば失礼になりそうで、ま、そんな本であります。一見、ラフな作り方…

心境複雑・・

400m個人メドレーで金メダルとった大橋悠依選手のふるさとは滋賀県彦根市。今頃、街中この話題で持ちきりでせう。おめでとうございます。 しかし、市民の3割くらい、およそ3万人は素直に喜べないはずです。なぜなら、五輪大会開催に反対したものだから…

千田琢哉「読書をお金に換える技術」を読む

んまあ・・世間にはこんな本もあるのか、とサプライズ感で手に取りました。著者はどれだけアコギな人物なのか、とプロフィールを読む。しかし、べつに変人ではなさそう。年齢不詳だけど、この手のハウツー本を100冊以上出しており、新ネタとして「本を読…

奥田実紀「タータン・チェックの歴史」を読む

珍しくファッション関連の解説書を読みました。スコットランドの風景や服飾の写真が多くて、なかなか楽しい読み物です。 ■お洒落なデザインの裏に暗い過去 タータンチェックは、いわば地場産業のひとつで、なんとなく中世以後に生まれた織物という気がします…

百田尚樹「至高の音楽 ~クラシック永遠の名曲~」を読む

近頃なぜかメディアに登場しない百田センセ、もう、たんまり稼いで今や左うちわの楽々人生? それとも、只今新ネタ仕込み中?それはさておき、著者は、レコードやCDの蒐集が2万枚を超えるという音楽マニアだそうで、原稿を書くときはBGMとして常に音楽…

森岡浩「県別・名字ランキング事典」を読む

NHKの「日本人のお名前」という楽しい番組でゲスト出演出演しているのが著者です。名前のことをこれほど詮索できるのは日本だけかもしれない。 3・11東北大震災のあと、新聞に掲載される犠牲者のお名前を何気にみていて感心したのは、佐藤さん、高橋さ…

高橋洋一・田村秀男「日経新聞と財務省はアホだらけ」を読む

ひえ~~、えげつない題名の本であります。芸能ネタの本ならともかく、経済政策を論じるインテリがこんなエグイ本を書いていいのだろうか。アホだらけと断じられた日経と財務省のエライ人たち、くそ、このがきゃーと憤懣やるかたない思いでありませう。 本編…

プロ野球は○、五輪は×・・の不可解

海外から五輪出場選手が続々来日中であります。例えば、7月16日、外国人選手某が選手村の自室でなにげにTVをオンすると、プロ野球オールスター試合の中継画面があらわれて大勢の観客が応援してる風景が映った。 ナニコレ?・・珍百景ではなく、野球中継…

B級ライフを支えるB級バナナ

近所の野菜バーゲン店で写真のバナナが12本100円。(消費税なし)ふだんは200円だけど斑点(スイートスポット)が多くて見栄えが悪いと半額になります。味には遜色ありません。市場では3~4本で100円くらいだから三分の一の価格です。 これを一…

安かろう・・良かろう デジカメに感謝

2012年に購入した小型のデジカメ、9年間使ってとうとう寿命近づいた感で、今は底面のコード差し込み口が壊れてマスキングテープで留めてる有様です。電池の使用時間も三分の一くらいに減ったのでこまめに充電して使っています。カメラはNikon coolpix s…

中野信子「サイコパス」を読む

世に住まう人の100人に一人がサイコパスである、と著者は言う。ならば、日本には約120万人のサイコパスがいることになる。もしや、自分も?・・と不安になる人もいるはずだ。自分がそうではなくても、確率からいえば、私たちは生涯で何人かのサイコパ…

渡辺 保「勧進帳 ~日本人論の原像~」を読む

この本、もっと早く読んでおけば良かった・・と後悔しました。勧進帳の舞台をうかうかと見ていたからであります。このシンプルな物語の成立と百数十年にわたって切磋琢磨してきた役者の苦労物語を知らずに見物してしまったのは残念至極。 と、後悔しても仕方…

業務スーパーのお買い得品

月に1~2度、保存期間の長い食品を買ってます。今回の買い物は・・・・コーヒー豆(粉)ブラジル・コロンビアブレンド400g=368円 コーヒーフレッシュ 55個入り 148円黒豆煮 115g 67円冷凍オクラ 500g 178円冷凍ハンバーグ デミ…

櫻井よしこ「GHQ作成の情報操作書「真相箱」の呪縛を解く」   ~戦後日本人の歴史観はこうして歪められた~

なんとも長い題名の本であります。本文も長くて444頁もあります。長いのはかまわないが、読み進めるほどにユーウツになる本であります。ま、楽しい内容でないこと、題名見たら想像つきますけど。 日本の歴史上、はじめて味わった「敗戦」。それだけでも大…

井上理津子「さいごの色街 飛田」を読む

飛田新地の南奥「鯛よし百番」でメシを食べたことのある人は、往復の道すがら異様な光景を見て「ひえ~、えらいとこやなあ」と、見てはならぬものを見てしまったという気分になる。もう、とっくの昔に絶えたはずの色街の風景がゾンビのように蘇り・・いや、…